破裂する思い
「この人とは友達なんだから」
と自分自身に刷り込むように言い聞かせていました。
誰にも気がつかれていない私の「恋心」。
それは静かに心に秘めていた思いでした。
相手は「友達」
だからこそ気持ちを秘めて居たいと思っていたんです。
秘めていないと友達という関係性でさえ壊れてしまいそうで・・・。
つまりは、私が臆病だったんです。
彼に会うたびに「好き」は膨らんでいきました。
秘めた思いを膨らまし続けた結果、その「膨らみ」で
空が飛べてしまうのでは無いか・・・というくらいに大きくなっていました(笑)
そんな透明な膨らみは、大きくなり続けてはいましたが、
私から意思表示をしない限りは誰にも気が付かれることなく成長し続けました。
気が付けば、その膨らみは最早
「破裂寸前」でした。
そんな自覚をした時に限って、彼から
「飯行こうぜ!」なんて誘われてしまうもの。
一緒にご飯を食べた後、お酒も入って
「手元が緩んだ」のか
大きなふくらみに爪を立ててしまいました。
破裂した私の思いは、彼に直接的に伝えてしまう結果になりました。
驚く彼を見て、私もどうしたら良いのか分らずにいました。
「お前、いきなりなんだよ」
と言いながらも頭をポンポンとしてくれた彼。
破裂した思いを彼は受け止めてくれたようでした。
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